ファブ運営・インフラ
設備投資・キャパシティ計画
最終更新:2026-09-28
この職種は何をするのか
設備投資・キャパシティ計画の担当者は、製品の需要見通しから、ファブが必要な生産能力(月産何万枚)を割り出し、どの装置を何台、いつ導入するかを決める職種です。露光装置1台が数百億円に達する先端ファブでは、装置の台数を1台読み違えるだけで大きな過剰投資や機会損失になります。工程ごとの装置能力、稼働率、製品の工程フローを組み合わせた生産能力モデルが仕事の中心です。
仕事内容
生産能力のモデル化
製品ごとの工程フローと各装置の処理能力・稼働率から、ファブ全体の生産能力を計算するモデルを作ります。製品構成が変われば必要な装置も変わります。
投資計画の立案
需要見通しと市況をもとに、装置の追加や新工場の建設の規模と時期を提案します。半導体の市況サイクルを見越した投資のタイミングが業績を大きく左右します。
ボトルネックの特定
どの工程の装置が生産能力を制約しているかを特定し、装置の追加・改造・スループット改善のどれで解消するかを判断します。
装置調達・建設との連携
装置のリードタイムや建屋の空きスペース、ユーティリティの容量を踏まえ、調達・工場建設部門と導入スケジュールを組みます。
担当する工程・装置
必要になる知識・用語
主な企業
関連する技術比較
よくある質問
技術職と企画職のどちらですか?
技術の知識を使う企画職です。装置と工程の理解がないと能力計算ができず、財務と市況の理解がないと投資判断ができません。生産技術やプロセスの経験者が移ることが多い職種です。
どんなスキルが必要ですか?
表計算やシミュレーションによるモデル化、待ち行列など生産システムの理論、投資評価の基礎です。多くの部門の意見をまとめて数字に落とす調整力も求められます。
装置メーカー側にも同じ仕事がありますか?
装置メーカーでは、顧客の投資計画を予測して自社の生産計画を立てる需要予測の仕事があります。デバイスメーカーの投資計画はそのまま装置メーカーの受注見通しになるため、両者は密接につながっています。