最終更新 2026-10-10

PLCCとは(プラスチック・リーデッド・チップ・キャリア)

Plastic Leaded Chip Carrier

PLCC(プラスチック・リーデッド・チップ・キャリア)とは、樹脂のパッケージの4辺から端子をパッケージの下側へJの字に曲げた表面実装パッケージです。端子の間隔は1.27mmで、ソケットに抜き差しできるためEPROMやマイコンで使われました。はんだの確認のしにくさなどから、現在はQFP・BGA・QFNへの置き換えが進んでいます。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)とは、正方形または長方形の樹脂のパッケージの4辺から、端子(リード)をパッケージの下側へJの字のように巻き込むように曲げた表面実装用のパッケージです。端子の形からJリードパッケージとも呼ばれます。1980年代に広く使われ、端子の間隔は1.27mm、端子の数は20〜84本程度が一般的です。

Jの字のリードは、パッケージの下に折り込まれているため、外へ広がるQFPのガルウィング型のリードより基板の上の面積を取らず、曲がりにくいという利点があります。また、専用のソケットに抜き差しできるため、書き換えのためにチップを外す必要があったEPROM(パソコンのBIOSのROMなど)やマイコンでよく使われました。

一方で、Jの字に曲げたリードはパッケージの下に隠れるため、はんだ付けの状態を目で確認しにくく、端子の間隔もQFPほど細かくできません。そのため、端子の多い製品はQFPやBGAへ、小型の製品はリードのないQFNへと置き換えが進み、現在は一部の製品や交換用の部品で使われる程度になっています。

図解

PLCC(Jリード)・QFP(ガルウィング)・QFN(リードレス)のパッケージの違い
現在は多ピンはQFP・BGA、小型はQFNへの置き換えが進んでいる。

よくある質問(FAQ)

PLCCとQFPの違いは何ですか?
どちらも4辺に端子を持つ表面実装パッケージですが、端子の形が違います。PLCCは端子をパッケージの下へJの字に巻き込み、QFPは外へカモメの翼のように広げます(ガルウィング)。QFPのほうが端子の間隔を細かくでき、はんだ付けの状態も見やすいため、多ピンの製品ではQFPが主流になりました。
PLCCがソケットで使われたのはなぜですか?
Jの字のリードは丈夫で、ばねのように働くソケットの接点と相性が良く、抜き差しを繰り返しても曲がりにくかったからです。紫外線で消去して書き換えるEPROMのように、チップを外す必要のある部品でよく使われました。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. JEITA 半導体部会「ICガイドブック 主なIC用パッケージの種類」(2026/10/10 確認)
  2. Texas Instruments「Packaging terminology」(2026/10/10 確認)