用語パッケージング装置エレクトロニクス最終更新 2026-10-10出典 1件Excel・PDF版

表面実装(SMT)とは

Surface Mount Technology

表面実装(SMT)とは、電子部品をプリント基板の表面の電極に直接載せてはんだ付けする実装方法で、現在の電子機器の主流です。はんだペーストを印刷し、チップマウンターで部品を載せ、リフロー炉ではんだ付けして、外観やX線で検査します。基板の両面を使え部品も小さくできる一方、BGAなどでは反りや端子の高さの管理が重要です。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

表面実装(SMT:Surface Mount Technology)とは、電子部品をプリント基板の表面の電極(ランド)に直接載せてはんだ付けする実装の方法です。表面実装に対応した部品は表面実装部品(SMD:Surface Mount Device)と呼ばれ、半導体のパッケージでは、SOP・QFP・QFN・BGA・CSPなどがこれにあたります。部品のリードを基板の穴に差し込んではんだ付けする挿入実装(スルーホール実装)に代わって、現在の電子機器の実装の主流になっています。

表面実装の基本的な工程は次のとおりです。(1)基板の電極に、メタルマスク(ステンシル)を使ってはんだペーストを印刷する、(2)チップマウンター(部品実装機)で部品を吸着して正確な位置に載せる、(3)リフロー炉で基板全体を加熱してはんだを溶かし、部品と基板を接合する、(4)外観検査装置(AOI)やX線検査で、はんだ付けの状態や位置ずれを確認する、という流れです。マウンターは1時間に数万点以上の部品を載せられ、基板の両面に部品を載せることもできます。

表面実装によって、部品の小型化と基板の高密度化、組立の自動化が大きく進みました。穴を開ける必要がないため基板の両面を使え、部品も小さくできます。一方で、BGAのように接合部が部品の下に隠れるパッケージでは、はんだの付き方を目で確かめられないためX線検査が必要になり、パッケージの反りや端子の高さのそろい(コプラナリティ)、はんだの量の管理が品質を左右します。鉛フリーはんだへの移行でリフローの温度が上がり、部品の耐熱性や吸湿への対策も重要になっています。

図解

表面実装(SMT)の流れ(はんだ印刷・部品搭載・リフロー・検査)
基板の両面を使え、部品も小さくできるため、現在の電子機器の主流。

よくある質問(FAQ)

表面実装と挿入実装の違いは何ですか?
挿入実装は部品のリードを基板の穴に差し込んで裏側ではんだ付けする方法、表面実装は部品を基板の表面の電極に直接載せてはんだ付けする方法です。表面実装は穴が要らず基板の両面を使え、部品の小型化と自動化に優れるため主流になりました。
SMTとSMDの違いは何ですか?
SMT(Surface Mount Technology)は表面実装という技術・工程を指し、SMD(Surface Mount Device)は表面実装に対応した部品そのものを指します。半導体のパッケージでは、SOP・QFP・QFN・BGA・CSPなどがSMDにあたります。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. The Surface Finishing Society of Japan「Examples of Troubles on Surface Mount Technology and its Analysis(Journal of The Surface Finishing Society of Japan 46巻3号)」(2026/10/10 確認)