最終更新 2026-10-09

ソークタイムとは(均熱時間)

Soak Time

ソークタイム(均熱時間)とは、加熱や冷却の途中で目的の温度に保って待つ時間で、ウェハや部品の全体の温度をそろえるためのものです。熱処理では温度とともに処理の量を決め、拡散を抑えたい場合はほぼゼロのスパイクアニールを使います。リフローではソーク区間で温度差をなくしフラックスを働かせます。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

ソークタイム(均熱時間)とは、加熱や冷却の途中で、目的の温度に保ったまま待つ時間のことです。物は外側から温まるため、温度を上げてすぐには内部や全体の温度がそろいません。一定の時間その温度に保つ(ソークする)ことで、ウェハや部品の全体を均一な温度にします。

熱処理では、炉やランプでウェハを加熱するとき、目的の温度に達した後に一定の時間保つ部分をソーク、その時間をソークタイムと呼びます。拡散や活性化の量は温度と時間の掛け合わせで決まるため、ソークタイムはそのまま処理の量を決める条件になります。ドーパントの拡散を抑えたい活性化のアニールでは、ソークタイムをほぼゼロにして、最高温度に達したらすぐに冷やすスパイクアニールが使われます。

後工程のリフロー(はんだ付け)では、はんだが溶ける温度の手前(150〜200℃前後)で60〜120秒程度保つ区間をソーク(プリヒート)と呼びます。ここで基板と部品の温度差をなくし、フラックスを働かせて表面の酸化膜を取り除いてから、はんだを溶かします。信頼性試験や温度試験でも、試料が設定した温度に十分なじむまで待つ時間をソークタイムと呼び、短すぎると試料の内部が目標の温度に達しないまま試験してしまうことになります。

図解

熱処理・スパイクアニール・リフロー・温度試験でのソークタイムの意味
数値は代表的な目安で、材料や装置によって異なる。

よくある質問(FAQ)

スパイクアニールでソークタイムをなくすのはなぜですか?
ドーパントを活性化させるには高い温度が必要ですが、高温に長くいるとドーパントが拡散して接合が深くなってしまうからです。最高温度に達したらすぐに冷やすことで、活性化に必要な温度は得ながら、拡散の量を最小限に抑えます。
リフローのソーク区間では何をしていますか?
はんだが溶ける温度の手前で基板と部品を一定時間保ち、大きな部品と小さな部品の温度差をなくします。同時にフラックスを働かせて、電極やはんだの表面の酸化膜を取り除きます。この準備をしてからはんだを溶かすことで、ぬれ不良や部品の立ち上がりを防ぎます。

設備の製造メーカー

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