用語シリコンウェハ工場内搬送・自動化最終更新 2026-10-10出典 1件Excel・PDF版

300mmウェハ(12インチウェハ)とは

300mm Wafer

300mmウェハとは、直径300mm(約12インチ)、厚さ775μmのシリコンウェハのことです。面積は200mmの約2.25倍で、先端ロジック・DRAM・NANDはほぼすべて300mmで作られ、FOUPと天井搬送による全自動搬送が前提になっています。450mmへの移行は見送られています。

目次8項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. 紛らわしい言葉の切り分け
  4. よくある質問
  5. 設備の製造メーカー
  6. 関連用語
  7. 比較・違いを学ぶ
  8. 出典・参考資料

定義・解説

300mmウェハとは、直径300mm(約12インチ)のシリコンウェハのこと。2000年代初めに量産が始まり、現在の先端ロジック・DRAM・NANDフラッシュはほぼすべて300mmで製造されている。面積は200mmの約2.25倍あり、1枚から取れるチップの数が増えるため、チップ1個あたりの製造コストを下げられる。

SEMI規格の300mmウェハは厚さ775μmで、ノッチで結晶方位を示す。ウェハは密閉容器のFOUPに入れて運ばれ、天井搬送を含む自動搬送システム(AMHS)とロードポートを介して装置に投入される。装置との受け渡しの仕組みもSEMI規格で標準化されている。

300mmのファブは装置の台数が多く、建設費は数千億円から数兆円の規模になる。シリコンウェハの供給は、信越化学工業、SUMCO、GlobalWafers、Siltronic、SK siltronの上位5社に集中している。

次の口径として450mmの開発が2010年代に進められたが、装置開発の負担が大きく、量産化は見送られている。

図解

300mmウェハの特徴(面積・自動搬送・ノッチ・450mmの見送り)
2000年代に量産が始まり、先端工場の標準になった。

紛らわしい言葉の切り分け

300mmウェハと200mmウェハ。違いは直径で、300mmの面積は200mmの約2.25倍あり、1枚から取れるチップが増えます。先端のロジックとメモリは300mm、パワー半導体・MEMS・アナログなど成熟プロセスでは200mmも現役です。 比較記事 →

よくある質問(FAQ)

300mmウェハは200mmより何倍のチップが取れますか?
面積は約2.25倍ですが、ウェハの外周部で欠けるチップの割合が小さくなるため、同じ大きさのチップなら2.25倍よりやや多く取れます。その分、チップ1個あたりの製造コストを下げられます。
450mmウェハはなぜ実用化されないのですか?
2010年代に開発が進められましたが、露光装置をはじめとする装置の開発費が膨大で、投資を回収できる見通しが立たなかったためです。現在は300mmが最大の量産口径です。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 東京大学ものづくり経営研究センター「半導体における国際標準化戦略 ―300mmウェーハ対応半導体製造装置の事例―(MMRC-J-222)」(2026/10/10 確認)