ポゴピン(スプリングプローブ)とは

Pogo Pin (Spring Probe)

最終更新:2026-09-28・ICソケット・コンタクタ・プローブカード|用語集のExcel・PDF版をダウンロード

ポゴピン(スプリングプローブ)とは?

ポゴピン(スプリングプローブ)とは、筒の中のばねで先端のピンが伸び縮みし、一定の圧力で端子に接触する接触ピンです。半導体のテストでは、テストソケットでICの端子とテストボードをつなぐほか、テストヘッドやプローブカードの接続にも使われます。接触力・接触抵抗・高周波特性・ピッチ・寿命が性能の指標です。

定義・解説

ポゴピンとは、筒(バレル)の中にばねを内蔵し、先端のピン(プランジャー)が伸び縮みする接触ピンのことです。スプリングプローブやスプリングコンタクトプローブとも呼びます。押し付けると先端が沈み込み、ばねの力で相手の端子に一定の圧力で接触するため、はんだ付けせずに電気的な接続を繰り返し行えます。半導体のテストでは、ICと試験装置をつなぐ接点として欠かせない部品です。

代表的な使い道は、最終試験で使うテストソケットです。パッケージされたICをソケットに押し込むと、ソケットに並んだ多数のポゴピンがICの端子とテストボード(DUTボード)の電極をつなぎます。このほか、試験装置(ATE)のテストヘッドとボードの接続や、プローブカードと試験装置の接続にも多数のポゴピンが使われます。性能は、ストローク(沈み込み量)、接触力(1本あたり数十gf程度)、接触抵抗(数十mΩ程度)、流せる電流、インダクタンスなどの高周波特性、端子の間隔(ピッチ)、そして何回まで接触に耐えられるかという寿命で表します。

ICの端子の間隔が0.4mmや0.3mm以下に狭くなり、信号が高速化するにつれて、ポゴピンはより細く短くする必要があります。高速の信号ではピンの長さがそのまま寄生インダクタンスになるため、短いピンや、導電性ゴムを使ったソケットと使い分けます。先端は、接触を繰り返すうちにはんだなどが付着して接触抵抗が上がるため、定期的な清掃と交換が必要です。1つの端子に2本のピンを当てて電流と電圧を別々に測るケルビン接続のソケットも、低抵抗の測定に使われます。主なメーカーには、韓国のLEENO Industrialなどがあります。

よくある質問(FAQ)

ポゴピンはテストのどこで使われますか?▾
最も多いのは、パッケージされたICを試験する最終試験のテストソケットで、ICの端子とテストボードの電極を多数のポゴピンでつなぎます。ほかに、試験装置のテストヘッドとボードの接続、プローブカードと試験装置の接続など、はんだ付けせずに何度も着脱する接点に使われます。
ポゴピンの寿命はどのくらいですか?▾
設計や使い方で異なりますが、一般に数万〜数十万回以上の接触に耐えるように作られています。接触を繰り返すと先端にはんだなどが付着したり摩耗したりして接触抵抗が上がるため、テストの歩留まりを監視しながら清掃や交換を行います。

設備の製造メーカー

LEENO Industrial(リノ工業)韓国

韓国の精密接触部品メーカー。ポゴピン(スプリングコンタクトプローブ)とテストソケットを主力とし、半導体テストの…

Cohu米国

半導体テストハンドラ・テストソケット・テスト用サーマルシステムの主要メーカー。Xcerra買収後にテストエコシ…

ISC(アイエスシー)韓国

韓国のテストソケット専業メーカー。導電粒子を分散させたシリコンラバー方式のソケットを主力とし、高周波特性と微細…

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