スタンドオフ(はんだ接合の高さ)とは

Standoff

最終更新:2026-10-03・パッケージング装置|用語集のExcel・PDF版をダウンロード

スタンドオフ(はんだ接合の高さ)とは?

スタンドオフとは、部品と基板の間の隙間の高さのことで、半導体の実装ではパッケージ底面と基板の間、つまりはんだ接合の高さを指します。熱膨張係数の違いで温度変化のたびにはんだがずれるように変形するため、スタンドオフが高いほどひずみが小さく、温度サイクルの疲労寿命が長くなります。

定義・解説

スタンドオフ(Standoff)とは、部品と基板の間の隙間の高さのことで、半導体の実装では主に、パッケージの底面とプリント基板の表面の間の距離、つまりはんだ接合の高さを指します。英語で「離れて立つ」という意味で、部品が基板から浮いている高さを表します。BGAやフリップチップでは、はんだボールやバンプがリフローで溶けて固まったあとの高さがスタンドオフになります。リードを持つパッケージでは、本体の底面から基板までの高さを指すこともあります。

スタンドオフの高さは、はんだ接合の寿命に大きく影響します。チップや樹脂のパッケージと、ガラスエポキシの基板とでは熱膨張係数が違うため、温度が変わるたびにはんだ接合はずれるように変形します。同じずれの量でも、はんだの高さが高い(スタンドオフが大きい)ほど、はんだにかかるひずみが小さくなり、温度サイクルによる疲労寿命が長くなります。逆にスタンドオフが低すぎると、ひずみが集中して早く亀裂が入ります。はんだボールの大きさ、基板とパッケージの電極(パッド)の大きさ、はんだの量、リフローの条件によって高さが決まります。

スタンドオフは、組立の品質にも関わります。隙間が狭すぎると、チップの下に流し込むアンダーフィル樹脂が入りにくく、空洞(ボイド)が残ったり、フラックスの洗浄液が抜けにくかったりします。パッケージの反りやリードのそろい(コプラナリティ)が悪いと、場所によってスタンドオフがばらつき、はんだが届かない未接合やブリッジの原因になります。そのため、はんだの量やパッドの設計に加え、銅のコアを入れたはんだボールで高さを確保する方法も使われます。

よくある質問(FAQ)

スタンドオフが高いとなぜ寿命が延びるのですか?▾
温度が変わるとパッケージと基板の熱膨張の違いで、はんだ接合は横にずれるように変形します。同じずれの量でも、はんだの高さが高いほど単位長さあたりのひずみが小さくなるため、亀裂が進みにくく、温度サイクルでの疲労寿命が長くなります。
スタンドオフが低いとどんな問題がありますか?▾
はんだにかかるひずみが大きくなって疲労寿命が短くなるほか、チップの下にアンダーフィル樹脂が入りにくくなってボイドが残ったり、フラックスの洗浄が不十分になったりします。高さのばらつきは未接合やブリッジの原因にもなります。

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