用語ウェハキャリア・FOUP・EFEM工場内搬送・自動化最終更新 2026-10-07出典 3件Excel・PDF版

ウェハカセットとは

Wafer Cassette

ウェハカセットとは、複数のウェハを溝(スロット)に並べて収納する開放型の容器で、一般に25枚程度を入れて運搬や装置への投入に使います。200mm以下の工場やバッチ洗浄で広く使われ、薬液に強いPFAなどで作られます。ウェハが外気にさらされるため、200mmではSMIFポッド、300mmでは密閉型のFOUPが使われます。

目次8項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連する製品
  6. 関連用語
  7. 比較・違いを学ぶ
  8. 出典・参考資料

定義・解説

ウェハカセット(Wafer Cassette)とは、複数のウェハを一定の間隔で立てたり水平に並べたりして収納する、溝(スロット)の付いた容器のことです。ウェハキャリアとも呼ばれ、一般に25枚程度のウェハを入れて、工程間の運搬や装置への投入に使います。FOUPのような密閉された容器とは異なり、ウェハがむき出しになる開放型の容器です。

ウェハカセットは、200mm以下のウェハの工場で長く使われてきた基本的な容器です。装置にはカセットごと置いて、ロボットがスロットからウェハを1枚ずつ取り出して処理し、処理が終わると元のスロットに戻します(カセット・トゥ・カセット)。複数のウェハをまとめて薬液に浸すバッチ式の洗浄装置では、薬液に耐える材料で作ったカセットにウェハを入れたまま、槽から槽へ移して処理します。材料には、用途に応じてPFA(フッ素樹脂)、ポリプロピレン、PEEKなどが使われ、薬液への耐性、汚染物質を出さないこと、静電気の帯電を防ぐことが求められます。

開放型のカセットは、ウェハが周囲の空気にさらされるため、清浄度の高いクリーンルームの中でしか使えません。200mmの工場では、カセットをSMIFポッドに入れて外気から隔てる方式が使われ、300mmでは、容器そのものを密閉したFOUPが標準となりました。出荷用には、密閉されたウェハ出荷ボックス(FOSB)が使われます。現在でも、200mm以下の工場、研究開発の現場、バッチ洗浄の工程などでウェハカセットは広く使われています。

図解

ウェハ容器の移り変わり(ウェハカセット・SMIFポッド・FOUP)
容器を密閉にすることで、清浄にすべき範囲を装置と容器の中だけに絞れる。

よくある質問(FAQ)

ウェハカセットとFOUPの違いは何ですか?
ウェハカセットはウェハがむき出しになる開放型の容器で、清浄なクリーンルームの中で使います。FOUPは300mmウェハ用の密閉型の容器で、正面の扉を閉めると外気から隔てられ、装置のロードポートで扉を開けてウェハを出し入れします。
ウェハカセットには何枚入りますか?
一般的には25枚です。ほかに13枚用など少ない枚数のものもあります。ロット(工程を一緒に流すウェハのまとまり)も25枚を単位とすることが多く、カセットやFOUPの収納枚数と一致しています。

設備の製造メーカー

この用語に関連する製品

型番は各社の公式製品ページで確認したものです。出典のリンクは各製品ページに載せています。

ベアウエハストッカー CDWX村田機械(Muratec)・ストッカー
ANFEZH-Square・オリフラ・ノッチ合わせ機
ACE SORTERローツェ(RORZE)・ウェハソーター
FOUP300EX信越ポリマー・ウェハキャリア・FOUP・EFEM
300mm FOUPミライアル(MIRAIAL)・ウェハキャリア・FOUP・EFEM
FOUP/FOSB フルオート洗浄システム UPC-12500ヒューグルエレクトロニクス・キャリア洗浄装置
FOSB/FOUP 洗浄装置 FOC300 シリーズ芝浦メカトロニクス・キャリア洗浄装置

関連する装置カテゴリ

同じトピックの用語

ウェハ搬送・工場自動化 のトピックで関連する用語です。

同じトピックの企業

シンフォニアテクノロジー日本ローツェ(RORZE)日本Azenta(旧 Brooks Automation)米国ダイフク日本村田機械(Muratec)日本TDK日本

比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 村田機械(Muratec)「ベアウエハストッカー CDWX 製品ページ」(2026/10/07 確認)
  2. H-Square「ANFEZ 製品ページ」(2026/10/07 確認)
  3. ローツェ(RORZE)「ACE SORTER 製品ページ」(2026/10/07 確認)