ウェハカセットとは

Wafer Cassette

最終更新:2026-10-04・ウェハキャリア・FOUP・EFEM・工場内搬送・自動化|用語集のExcel・PDF版をダウンロード

ウェハカセットとは?

ウェハカセットとは、複数のウェハを溝(スロット)に並べて収納する開放型の容器で、一般に25枚程度を入れて運搬や装置への投入に使います。200mm以下の工場やバッチ洗浄で広く使われ、薬液に強いPFAなどで作られます。ウェハが外気にさらされるため、200mmではSMIFポッド、300mmでは密閉型のFOUPが使われます。

定義・解説

ウェハカセット(Wafer Cassette)とは、複数のウェハを一定の間隔で立てたり水平に並べたりして収納する、溝(スロット)の付いた容器のことです。ウェハキャリアとも呼ばれ、一般に25枚程度のウェハを入れて、工程間の運搬や装置への投入に使います。FOUPのような密閉された容器とは異なり、ウェハがむき出しになる開放型の容器です。

ウェハカセットは、200mm以下のウェハの工場で長く使われてきた基本的な容器です。装置にはカセットごと置いて、ロボットがスロットからウェハを1枚ずつ取り出して処理し、処理が終わると元のスロットに戻します(カセット・トゥ・カセット)。複数のウェハをまとめて薬液に浸すバッチ式の洗浄装置では、薬液に耐える材料で作ったカセットにウェハを入れたまま、槽から槽へ移して処理します。材料には、用途に応じてPFA(フッ素樹脂)、ポリプロピレン、PEEKなどが使われ、薬液への耐性、汚染物質を出さないこと、静電気の帯電を防ぐことが求められます。

開放型のカセットは、ウェハが周囲の空気にさらされるため、清浄度の高いクリーンルームの中でしか使えません。200mmの工場では、カセットをSMIFポッドに入れて外気から隔てる方式が使われ、300mmでは、容器そのものを密閉したFOUPが標準となりました。出荷用には、密閉されたウェハ出荷ボックス(FOSB)が使われます。現在でも、200mm以下の工場、研究開発の現場、バッチ洗浄の工程などでウェハカセットは広く使われています。

よくある質問(FAQ)

ウェハカセットとFOUPの違いは何ですか?▾
ウェハカセットはウェハがむき出しになる開放型の容器で、清浄なクリーンルームの中で使います。FOUPは300mmウェハ用の密閉型の容器で、正面の扉を閉めると外気から隔てられ、装置のロードポートで扉を開けてウェハを出し入れします。
ウェハカセットには何枚入りますか?▾
一般的には25枚です。ほかに13枚用など少ない枚数のものもあります。ロット(工程を一緒に流すウェハのまとまり)も25枚を単位とすることが多く、カセットやFOUPの収納枚数と一致しています。

設備の製造メーカー

Entegris米国

半導体材料インテグリティ管理の専業企業。ウェハキャリア(FOUP)・CMPスラリー・超純水フィルタ・ガス精製器…

信越ポリマー日本

信越化学グループの樹脂成形メーカー。半導体分野では300mmウェハ用FOUP・FOSB、レチクルポッド、各種搬…

ミライアル(MIRAIAL)日本

半導体ウェハ搬送容器の専業メーカー。300mmウェハ用FOUP・FOSBを精密樹脂成形技術で製造し、ウェハの清…

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