パワーデバイステスターメーカー3社

パワーデバイステスターは、MOSFET・IGBT・ダイオードなどのパワーデバイスの電気特性を測る装置です。耐圧・リーク電流・オン抵抗・しきい値電圧・容量などを測る静特性の評価と、実際のスイッチング動作を再現してターンオン・ターンオフ時間、スイッチング損失、逆回復特性を測る動特性の評価に分かれます。SiCやGaNのワイドバンドギャップデバイスは高電圧・高速でスイッチングするため、kV級の電圧とkA級のパルス電流、ナノ秒単位の測定が求められます。

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主要特徴

静特性(耐圧・リーク・オン抵抗・容量)と動特性(スイッチング)を測る
動特性はダブルパルス試験でスイッチング損失・逆回復を評価する
SiC・GaNではkV級の電圧と高速な波形測定が必要
量産のスクリーニング用テスタと、開発用の特性評価装置がある
車載向けでは高温条件での試験も重要

よくある質問

静特性と動特性の違いは何ですか?▾
静特性はデバイスに一定の電圧・電流をかけた状態で測る特性で、耐圧やオン抵抗、リーク電流、容量などが含まれます。動特性はスイッチングの過渡的な振る舞いで、オン・オフにかかる時間やその間に失われるエネルギーを測ります。インバータの効率は動特性の影響を大きく受けます。
ダブルパルス試験とは何ですか?▾
誘導性負荷をつないだ回路でデバイスを2回パルス駆動し、1回目でインダクタに電流を流し、その電流でのターンオフと2回目のターンオンの波形を測る試験です。実際のインバータに近い条件でスイッチング損失や逆回復特性を評価できるため、パワーデバイスの動特性評価の標準的な方法になっています。

スペック比較

このページの機種は種類が異なります。まず種類で絞り込み、同じ種類の機種どうしを比較してください。

種類メーカー型番主要用途
静特性評価Keysight TechnologiesB1505A パワーデバイスアナライザ/カーブトレーサ—
動特性評価Keysight TechnologiesPD1500A ダイナミックパワーデバイスアナライザ—

※ スペックは各メーカーの公開情報に基づく参考値です。メーカーが公表していない項目は「—」としています。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。

代表製品・スペック

製品写真
Keysight Technologies

B1505A パワーデバイスアナライザ/カーブトレーサ

サブ pA から 10kV・1,500A までのパワーデバイスの特性を 1 台で評価するパワーデバイスアナライザ。

評価範囲サブ pA 〜 10 kV・1,500 A
最小電流分解能10 fA
スロット数10
パルス測定10 µs まで
温度試験−50 〜 +250 ℃(自動)
製品写真
Keysight Technologies

PD1500A ダイナミックパワーデバイスアナライザ

ダブルパルス試験で SiC・GaN などのパワーデバイスの動特性を評価するダイナミックパワーデバイスアナライザ。

最大出力電圧1,200 V
最大出力電流200 A
試験方式ダブルパルス試験
測定項目ターンオン・ターンオフ・スイッチング・動的オン抵抗・ゲート電荷・逆回復

※ スペックは公開情報に基づく参考値です。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。

メーカー

3社の主要メーカー

Keysight Technologies米国

HP/Agilent の計測部門を源流とする米国の電子計測大手。半導体パラメトリックテスタ、デバイスアナライザ、ネットワークアナライザなど、デバイス特性評価と高周波測定の標準機を供給する。

計測器
パラメトリックテスタデバイスアナライザネットワークアナライザ
  • •半導体パラメトリック計測の事実上の標準
  • •高周波・高速デジタル計測に強み
会社詳細
テセック日本

ディスクリート半導体・パワーデバイス向けのテスタとテストハンドラを手掛けるメーカー。測定器とハンドラを組み合わせたテストシステムとして供給する。

テストシステム
ディスクリート用テスタパワーデバイス用テスタ
ハンドラ
テストハンドラ
  • •ディスクリート・パワーデバイスのテストに特化
  • •テスタとハンドラを自社で組み合わせて提供
会社詳細
Chroma ATE(致茂電子)台湾

台湾の計測・自動テスト装置メーカー。SoCテスタ、パワーデバイス用テスタ、バーンインシステム、LED/光電子デバイス検査装置まで幅広く手掛ける。

テスト装置
SoCテスタパワーデバイステスタ
信頼性試験装置
バーンインシステム
  • •パワー半導体向けテスタに強み
  • •テスタとバーンインシステムを一体で提供
会社詳細

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